WebとSNSのGX、すなわち脱炭素の設計、計測、公開
自社のWebサイトやSNS運用は、画像や動画の最適化、配信と転送、CDNやキャッシュ、クラウド利用など、運用設計が電力消費と温室効果ガス排出を左右する企業内業務です。本講座では、特にScope2とScope3におけるデジタル運用の排出源を体系化し、ページ設計の指針、メディア最適化、配信スケジュールと管理システムの編集ルール、SNSのフォーマット方針を軸に、算定、監視、監査性、開示の枠組み、再生可能エネルギー調達、クレジット活用まで、GXに必要な専門知識と技能を習得します。誰もが担うデジタルメディアにおける発信業務の削減タスクを具体化し、徹底した省エネにより排出を全体としてゼロに近づける運用体制の全体像をつかみます。
01. なぜデジタルメディア運用がGX化に大きく貢献するのか
デジタル化が進むほど、Scope2とScope3におけるデータセンター・通信・端末で使われる電力も増えます。だからこそ、WebサイトやSNSの運用方針を、動画の尺や解像度、画像サイズ、更新頻度、素材再利用までの次元でGX化する事で、温室効果ガス排出は大きく変わります。本動画では、なぜデジタルメディア運用のGX化が重要か、具体的に何を減らせるのか、どう始めるかを解説。環境省の指針に沿ったGX化にいかに役立つかを学びます。
目次(標準学習時間:67分03秒)
- なぜデジタルメディアの運用で温室効果ガスが発生するのか
- デジタル移行後の配信、保存、再生などのメディア運用による排出を正しく理解する
- 画像圧縮や動画解像度、素材再利用などによる運用の工夫で排出を徹底的に抑える
- 運用におけるデータ量や再利用率などの改善による温室効果ガス削減効果を見える化
- 誰にでも実践し効果の確認できる社内ガイドラインとチェックリストの作成
02.Scope2とScope3における デジタル業務のGHG境界設定と算定の基本
WebとSNS運用における算定境界の切り方、原単位の考え方、ログや分析データの収集と監査可能性の確保を解説します。外部委託分も含めた実務的な範囲設定により、現実的で漏れのない算定を可能にします。
目次(標準学習時間:68分35秒)
- 組織統合アプローチとオペレーショナルコントロールを選定して算定境界を確立
- Scope2とScope3を環境省サプライチェーン排出量算定ガイドラインに準拠して定義
- 原単位と排出係数の選定と単位換算と地域係数の扱いをルール化する
- ログと配信記録と素材資産のデータ収集を監査可能性の高い形で整備
- 外部委託分の取り込みと重複集計の回避をデータガバナンスで保証する
03. データ転送量を減らす性能予算によるWebページの低炭素設計
画像、フォント、JavaScriptとCSS、初期表示領域の上限値であるキロバイト数とリクエスト数を定める方法を解説します。遅延読み込み、コード分割、キャッシュ戦略を用い、体験を損なわずにページ当たりのgCO2を下げる設計を学びます。
目次(標準学習時間:65分54秒)
- ページ当たりの容量上限と呼び出し数の性能予算を設定し排出量の抑制目標を定める
- 遅延読み込みとコード分割の順序設計で無駄な転送を削減
- キャッシュ有効期限と再取得条件の最適化で通信エネルギーを小さくする
- 測定指標と測定環境を標準化し差分追跡で改善効果を検証
- gCO2の推定式を導入しページ単位の改善量を継続監視する
04. 画像と動画の最適化、コーデック、解像度、再エンコード方針
静止画と動画のgCO2削減のための性能・配信最適化に向けて、コーデック選定、ビットレート、解像度プロファイルの決め方を整理します。自動サムネイル、スプライト、トランスコードの閾値を指針化し、視聴品質と排出削減の両立を実現します。
目次(標準学習時間:66分08秒)
- 画像と動画の形式選定と圧縮率と画質指標の設計で視聴品質と排出削減を両立する
- 解像度プロファイルと端末別の出し分けを用いて過剰転送を避ける
- ビットレートの上限と可変制御の方針で配信効率を高める
- 自動サムネイルとスプライト化の運用基準で無駄なリクエストを削減
- 検証手順とユーザー品質指標を整備し削減と満足度の両立基準を策定する
05. CDN、キャッシュ、配信設計を見直しトラフィックを省エネ化
エッジキャッシュ、保存期間、地域別配信、差分配信、適応ビットレートであるABRの使い分けにより、配信エネルギーを削減します。更新頻度の見直し、ピークの平準化、再配信の抑制など、運用で効く削減レバーを整理します。
目次(標準学習時間:67分32秒)
- エッジ配置と地域別配信の最適化でトラフィックを省エネ化
- 有効期限の設計と差分更新の適用で再配信を最小化
- 適応型ビットレートの制御と品質基準で再生時のエネルギーを抑える
- 配信の平準化と事前温めでピークの電力負荷を平らにする
- 計測と異常検知と復旧手順を運用基準として整備する
06. 編集ルールで削減を仕組み化する管理システム運用とテンプレートのGX
テンプレートの軽量上限、画像アップロードの自動圧縮と自動リサイズ、動画埋め込み時の既定プロファイルなど、編集段階での省エネ既定値を設計します。外部制作物の受け入れ基準も規定します。
目次(標準学習時間:67分37秒)
- テンプレートの容量上限と再利用設計で制作段階の排出を恒常的に抑える
- 画像の自動圧縮と自動リサイズのルールで一括の省エネ既定値を実装する
- 動画の埋め込み既定値と読み込み順序の統一で編集由来の転送負荷を最小化
- アップロード前の自動チェックと差し戻し基準で軽量化の徹底を保証する
- 外部制作物の受け入れ条件と検収手順を社内標準に組み込む
07. フォーマット選択、尺、再利用戦略によるSNS運用のGX
投稿フォーマットごとのインプレッション当たりのgCO2を比較し、短尺重視、サムネイル先行、テキストと静止画優先の方針を策定します。シリーズ化や内容の再編集などの再利用戦略で、露出を保ちながら排出を抑えます。
目次(標準学習時間:68分52秒)
- 媒体別の一表示当たり排出量を推定し低炭素フォーマットを選択する
- 短尺優先と静止画優先の方針で露出と排出のバランスを最適化
- シリーズ化と再編集と再投稿の戦略で素材の再利用率を最大に
- 公開頻度と時間帯を反応と排出量の両面で最適化する
- 成果と排出の両立を評価する指標を環境省の考え方に沿って設計する
08. gCO2を用いた指標設定と監査性の確保
アクセスログや配信ログから、ページ当たりのgCO2とセッション当たりのgCO2を推定し、指標ダッシュボードで可視化します。改修の効果検証と、誰が何をいつ変更したかという監査証跡を残す方法を解説します。
目次(標準学習時間:70分38秒)
- ページ単位とセッション単位の排出推定を環境省のガイドライン準拠で実装
- ダッシュボードで指標としきい値と警告を可視化し運用を定着させる
- 変更履歴の保存と誰が何をいつの証跡を残し監査可能性を確保
- 自動集計の定期レビューで改善効果の検証と是正を回す
- 第三者確認を想定した証憑体系と保管手順を整える
09. グリーンホスティングの選定と契約、原単位の考え方
データセンターの効率指標や再生可能エネルギー調達の基本を押さえ、ホスティング選定と、データの保管場所や電源構成の開示といった契約条項を整理します。自社運用の原単位低減に直結する判断軸を学びます。
目次(標準学習時間:68分06秒)
- データセンターの電力使用効率PUEと水使用効率WUEを理解し選定基準に反映する
- 再生可能エネルギー比率の開示要件に基づき契約で開示と報告の義務を明確化
- 地域別の電力排出係数とデータ配置方針を組み合わせ原単位を下げる
- 非化石証書とグリーン電力証書とJクレジットの活用方針をトラッキングの考え方で整理
- 移行計画と影響評価とリスク低減策を段階導入で設計する
10. 調達SLA、開示、継続改善、サプライチェーン連携と公開
制作会社や配信事業者とのGX要件SLA、四半期レビューの運用、排出実績の開示までを標準化します。社外と連動して削減を積み上げる体制を整え、継続的に「ゼロ」へ近づける運用を設計します。
目次(標準学習時間:69分59秒)
- 制作会社と配信事業者へのGX要件SLAを明文化し契約に組み込む
- 四半期レビューで削減成果と次期施策を共同で合意形成する
- 排出実績の社外開示を温室効果ガス排出量算定報告公表制度に整合させる
- サプライチェーン連携で共通データ仕様とカテゴリ定義を統一
- 年次の段階目標と達成状況を公開しカーボンニュートラルへの道筋を示す
料金体系
| コース名 | 自走コース | 並走コース |
|---|---|---|
| 契約期間 | 1年間 | 1年間 |
| 動画視聴 | 契約期間中の同一プログラム内の動画見放題 | 契約期間中の同一プログラム内の動画見放題 |
| LMS環境 | 構築あり | 構築あり |
| 修了証 | 発行あり | 発行あり |
| サポート | なし | あり |
| 一括払い | 月額24,243円 (税込26,667円) | 月額36,000円 (税込39,600円) |
| 分割払い | 月額27,000円 (税込29,700円) | 月額30,304円 (税込33,334円) |
よくある質問
- 定額コースは解約できますか?
-
分割払いの場合も一括払いの場合も、解約することはできません。
- 1年間より短い期間設定が無いのはなぜですか?
-
近年の日本の経済状況等を鑑みると、中長期的な労働環境の改善と向上には、労使一体での計画的な学習への取り組みが必要不可欠であると考えてるからです。目的実現のためには、最低でも1年間という相応な期間が必要であると判断し、当プログラムを設計しています。
- 自走コースと並走コースの違いはなんですか?
-
サポートがあるかないかです。原則、使用者による計画的かつ自主的な訓練実施のためのプログラムですので、自走コースを選択してください。並走コースの場合は、プログラムの内容等に関する疑問等があった際に、契約者である使用者側が当組合からの助言を受けることができます。使用者による計画的かつ自主的な訓練の実施を間接的に補助するためのコースです。
- 分割払いと一括払いの違いはなんですか?
-
一括の方が分割払いよりも最終的に支払う額がお得になります。契約期間やプログラム内容などその他の違いはありません。
- 動画は見放題ですか?
-
はい、契約期間中は同一プログラム内のどの動画でも見放題です。期間内に追加された動画がある場合は、追加動画も含め全て見放題となります。
- 勤務時間中に受講できますか?
-
はい。原則として所定労働時間内に受講できるように前提に設計しており、業務の合間に学習することができます。
- 動画はスマートフォンでも見れますか?
-
はい、PCでもスマートフォンでも視聴可能です。ただし、当プログラムは労使一体となった計画的な訓練を前提としていますので、企業の方針や計画などに従い視聴を行うようにして下さい。
- 学習の修了はどのように確認しますか?
-
Google社のLMSで動画視聴完了日や進捗状況を確認します。また動画ごとに修了証が発行されますので受講者も自身の修了状況が確認できます。
- 受講料の返金や一括払い以外での割引などはありますか?
-
ありません。分割払い・一括払いに拘らず、一度ご契約したプログラムの受講料は返金を受け付けていません。一括払いにおける割引以外のキャンペーンや割引についても、形式的にも実質的にも一切行っておりません。
- なぜ返金や割引がないのですか?
-
当プログラムは、労使が一体となり1年間の受講期間を計画的に設計することで、労働者の汎用的かつ専門的な知識や技能を養い、企業の持続的な成長に直結させることを目的としています。そのため計画を放棄する使用者の都合や、労働市場の公平に反する割引等については、当プログラムの趣旨に反すると考えるからです。
- 申し込みできる企業に制限はありますか?
-
ありません。あらゆる業種のあらゆる職種の誰しもが専門的な知識や技能を学べる内容です。企業に限らずあらゆる法人が下記フォームより申し込むことが可能です。
- 個人でも申し込みできますか?
-
はい、可能です。ただし、当プログラムはあくまでも労使一体となった取り組みを前提としているため、その点につきご了承の上でお申し込み下さい。
- どうすれば申し込めますか?
-
下記フォームよりどなたでもお申し込みいただけます。
